アーティスト
2012-04-12 Thu 22:26

ツイッターでブログに感想書くって言ったし

 

今年のアカデミー賞を5部門受賞した作品

 『The ARTIST』

鑑賞してきました。

     アーティストと俺

モノクロのサイレントムービー。

フランスの監督と俳優でハリウッドで製作された作品。

明るい気持ちになれる映画だったね。

サイレント映画には、台詞がなく、音楽と映像で基本的に進む。

時々画面いっぱいに文字がでるのが台詞。

必要最低限中の最低限の台詞で、あとは映像と音楽で見せるっていう、いやぁ

素敵な映画だったね。

 出会いのシーン

まず、劇中劇から始まるんだけど、そこでサイレント映画というものを分かりやすく提示していて

この作品がどんな映画なのかが理解できる、だからサイレント映画を知らなくてもOKよっていう

導入でいきなり教えてくれるからね。

で、映画館で映画が流れてるシーンから始まるんだけど

主役が女の人を助ける瞬間は、観客を映し出して反応を見せるわけだよ

そしたら次にスクリーンの映像に戻ると女の人は助かっているっていう

観客との反応とともに、映画の盛り上がりや熱狂が伝わってきて、最初から笑顔が出る。

 

特に、主演のジョージ役のジャン・デュジャルダンさんがいい。

表情豊かだし、身のこなしも軽い、アーティストなんだよねぇ~

重い心理状況でも身のこなしはちゃんと軽いって実は重要でさ

ウーピーゴールドバーグを例にってみると分かりやすいんだけど

あの方が、重い身のこなしだったら、観てる方も厳しいかもなのよね

俳優という自分の身体をしっかりと持っているっていう。

      アーティスト

話は戻るけどジョージ

この映画にぴったりなオトコに仕上がっていて、サイレント映画だから

大雑把な演技や誇張した演技になるのかと思いきや、映画の中の彼からは繊細な動きが

あちらこちらから見て取れる。

スターの役だけど、スターの風格なんだよね、陽気だし、てらいがなくていい。

笑顔がね、もう、スターなんだよっていう。

男の俺から観ても、いかがわしい雰囲気もありながら、でも日が射してる笑顔っていうの?

いいねぇ 



画面がワイドじゃないし、1シーン1シーンの構図とか空間が凄い細かく配置されていて

ぎゅっと詰まってる感じがする

  
パルムドッグ賞を受賞したワン太郎も、愛嬌たっぷりだよ

役名はアギーだって。

可愛いやつだよ。

 
女優さんが若干細身過ぎな感じがするけど、ジョージ役ががっちりな体格だけに

対比として面白いし、分かりやすい。


内容としての深みはさほど感じないけども

そこを重くするようではなく、深みを持たせないことで陽気さが持続される映画

3Dや、CGに頼らない、逆に制作大変だったとは思うけど

そんな映画がまた素晴らしいってのは嬉しいなぁ~

 

話がリンクすると思うけど

先日、アニメ映画『イリュージョニスト』をDVDでちょっと観た経緯があって

このアニメは、フランスのチャップリンといか、ジャック・タチ監督・俳優の方が生前残した

脚本をもとに映画化されたアニメで

    イリュージョニスト

もともと、サイレント映画のジャック・タチならではで台詞がほとんどないんだよ

それはアニメだけど構図や動きがジャック・タチさんを観て作られてんだろうけど

ちょっと、思い出した。

イリュージョニストって、時代が移り変わる中で、手品師としてあちこちの舞台に立ちながら

その居場所を失っていくっていう、物悲しいストーリーなんだけど

『アーティスト』にもつながるねぇ

モノクロからカラーへ、とかサイレントからトーキーへ、とか

当事者たちは、いろんな選択に迫られたんだろうなぁって・・・

 
ちなみにジャック・タチは、あのミスター・ビーンのキャラにも反映されてるって話だよ。

 
実際には、モゴモゴしゃべってる様子なんだけど

それはもう、『アーティスト』にしたって、音楽の後ろでは全然俳優たちは何かしゃべっていて

それが台詞にのっからず、且つ、音にもされていないってことで

おもしろいもんだね。

 
昔のサイレントの俳優なら、演技で伝えようとした、んだろうけど

『アーティスト』の俳優は、演技が伝わった、っていう意味で全然違うかも

仰々しさやアピールはいっさいない。

 
不思議と、世界はリニューアルして進むんだねぇ

いや、楽しかった。



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