「ハート・ロッカー」鑑賞
2010-04-11 Sun 02:40

本日は、アカデミー賞6部門受賞、各映画賞総なめの映画

 ドカン

『THE HURT LOCKER』を鑑賞!

もう、インディペンド系映画がアバターを退けたって超話題の作品。

 

なのにも関わらず、映画館は一番小さいサイズの劇場でした・・・。

 

「ハート・ロッカー」の意味は俗語で「棺おけ」という意味だそうです。

なるほどね。

イラク戦争、爆弾処理班のお話。

低予算ながら、まだ無名の俳優がメインとなり

ハリウッドの実力名優がちょい役でカメオ出演していて

あっさり、てか突然死んでしまう・・・。

レイフ・ファインズやガイ・ピアーズが、いとも簡単に!

でも、その存在感はしっかりとしていて

この映画のクオリティを際立たせるのに一役かっている。

スターだろうが、名優だろうが

戦場にいればいともあっさりと消える、唯一無二の雑草的「個」でしかない

って事すら暗に意味しているような気もする。

 ハートロッカー

『戦争は麻薬である』

 

これは、今回の作品においてTOPで流されるキーワードであって

それはラストに通じている。

それが、本当の怖いところなのだなぁ。

 

超大国アメリカ、らしい、終わり方。

自国をヒネルことで、終わらせるのは、定番ではあるが、

それは真なりって事なのだろう。

題材がごく限られたチーム(爆弾処理班)にスポットが当たった珍しい戦争映画。

ドキュメンタリー映像のような「プレイベートライアン」以降主流となった

粗い映像美・・・静かでときに爆発する気の抜けない映画だった。

 

イラクの人は、アメリカ人にとって異人でありエイリアンでもある。

またイラクの人にとって、アメリカは異人でありゲストでもある。

この妙な関係は、永遠に続く。

少ない台詞に暗に意味されていることが想像力を生む。

それを顔に馴染みのない俳優が演じることでリアリティを生む。

ある人が体感している現場なんだな、と思える構図。

それは、本当に素晴らしいとこだ。

 水槽でえびロッカー

日本のジャニー◎や吉◎興行などが牛耳るこの映像業界において

とうてい日本では出来ることではない、作品創りだ。

 えびロッカー

しかも、脚本も大きなうねりとなるような定番はなく

目の前に起きてることをただ、生きてる人の目の前を過ぎていく。

自爆テロが、どんな意味を持ってそこにいるかは語られない。

ただ、自爆テロを決行している人がそこに突然現れた、っていう。

理由などは語られることはない。

議論もナンセンス。

 

考える余裕はないのだ。

 

と、いう事は、ある意味考えることから逃げている戦士がいて

それは、「戦争は麻薬である」という意味に通じてる気がする。

「麻薬」とは何かから考えることを逃げるときに使用するアイテムではなかったか。。。

(アイデアを出すアイテムに時に使用されたりもするが)

大事なことは何か、じゃなく。

大事なものを何か考える余裕のない、場所へ行く人なのかも知れない。

 

 

もっと考えると・・・

現状考えなければならない事を、話題づくりで国民の意識を違う方向へ向ける

大国の政治的戦略をも意味しているのかも知れない。

 

 う~ん

まぁでも、考えすぎたらきりのない映画だなぁ。

アメリカ人が観たら、きっと、俺とは違う矢が刺さったに違いないね。

 

とてもスリリングで静かな映画です。

役者冥利に尽きるシーンもいくつかあって、その体験は素晴らしかったでしょう!

映画や映像の雰囲気で語るのじゃなく

ちゃんと役者が生きておりました。

それだけでも十分GOOD!

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骨太な作品で、センチメンタルな表現は一切ない。今まであまり知られていなかった爆発物処理班の仕事において、彼らがいかに危険で過酷な状況の中、使命感を持って仕事を遂行しているかを知ることができる。 …
2010-04-18 Sun 03:19 心をこめて作曲します♪
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