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ロック・ユー!
2009-12-09 Wed 01:27

年末の舞台の参考になりはしないか、と

DVDを立て続けに観てます。

「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」

「ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー」

 以下、長文だぜぇロックだぜぇ

      ストーンズ    ヘヴィメタ

ストーンズの映画は、ライブ映画で

あのマーティン・スコセッシ監督です。

「タクシードライバー」「カジノ」「ディパーテッド」のね。

映像は基本的には、ライブDVDのような構成

ストーンズのミック・ジャガーの腰ふりと激しい踊りが見れます。

ご老体にも関わらず、音楽に乗り、激しく動く姿はやっぱすげぇなぁと。

キース・リチャーズの喫煙狂なギター

爺ちゃんがみんな子供のような、スターでありながらその場を楽しむ姿

いいなぁなんて思ってしまった。

しかし、もともとストーンズを聴かないので

知らない曲ばっかりで戸惑ってしまった。

知っていたら一緒に歌えたのに・・・っていうね。

 

「ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー」は・・・奇妙な映画です。

ドイツの田舎町でヘビィメタルを産業でTOPに立つ企業の話。

と言ってもヘビィメタファンから始まった会社。

ドキュメンタリー映画ですね。

ヘヴィメタの発掘と宣伝、さらには、Tシャツやグッズの販売。

グッズはドクロをあしらったフィギュアや置物が非常に多い・・・。

Tシャツもドクドクしい・・・。

田舎町のほかの企業や住民はヘヴィメタを悪魔崇拝や悪の音として

あんまり興味もなく、次々倒産する町の中で

どうしてヘヴィメタ産業が景気がいいのか疑問を持って暮らしている。

実家の自分の部屋でドラムを叩きまくる太ったロン毛のおっさん。

ライブ映像を編集する、ヘヴィメタ狂のおっさん。

おもちゃのギターでエアギターをして暴れる小太りなおっさん。

すげぇヘヴィメタファンが純粋に燃えている。

有名なヘヴィメタバンドが町にしょっちゅう来ても

町の住民は興味もなく知らないっていう・・・田舎。

妙なコントラストが面白い。

 

POP音楽なんて薄っぺらいぜ!っていう。

子供に聴かせた子守唄はAC/DCの

「地獄のハイウェイ」

っていう・・・。

その子供はスター発掘番組で2位を獲得し

副賞でもらった、スターのギターを家宝のごとく

自分の部屋に飾り、ギターケースにはチェーンで鍵をかけるほど。

ちょいと笑える部分もあります。

 

凄い世界があったんだなぁと。

俺も昔、ジャーマンメタルと言えば、「ハロウィーン」や「ガンマレイ」など

聴いていたし、ブラジルヘヴィメタでは「アングラ」なども聴いていた。

他「ドリームシアター」や「イングヴェイ」

「スキッドロウ」はハードロックかな??

激しい奏法で駆け抜ける疾走感。

頭を揺らす気持ちよさを、部屋の中で体感してました。

アルバムのジャケットもドクロがたくさん居ました。

 

ロン毛のおっさんたちが頭を揺らす映像は圧巻です。

いくつになってもおっさんはおっさん。

いや、子供の頃に受けたヘヴィメタの影響を今も等身大で反響する大人

ある意味カッコいいね。

会社の社長が言う・・・

「俺は、社会に疑問を持っていた。

 普通に働いて、家庭を持ってって暮らしなんて退屈だ。」

なんてアウトローなことを言っていた。

 

ロックだね。

『社会に疑問』の形、これがある種ロックなんだね。

だとすると、俺はずっとロックなんだね。

アート、芸術は、社会を風刺したりして、

自己主張や本音主張、疑問を投げかけるツールとしても強く存在したわけで

とっても大事な要素だよね。

端的に言うと、俺、今もロックしてるぜ。

疑問はないのかい?へい!

って言う。

 ロックユー

派遣の人、ひとつ考えてみよう。

ある人が商品つくって不備があって買った人を失望させたとしよう!

「お金払うから、俺の代わりに謝ってね」って、

まったく会社と関係のない人にお金を渡して謝って貰う。

 

不備があった人ってのが、とある会社

お金もらって謝るのが派遣社員ね。

この構図、誠意のかけらもないよね・・・。

「お金もらってるから、やって当たり前だ。何も考えずに謝る仕事。」という世界。

おいおいおい・・・。

 

謝ってもらう人にも一切顔を出さない企業。

「ありがとう」のかけらもなく、ありがとうを「お金」にした瞬間から起こる

みょうな社会の歪み

「申し訳ありません」の一言を誠実に本人に言えない企業。

おいおいおい・・・。

 

その会社に全く関係のない派遣社員が、クレーム処理。

第三者が話しを聴くことは大事でもあるが・・・

筋がそもそも違うのが、社会構造。

「秘書がやったことですので」構造。

 

子供の頃、謝るときは相手の顔を見てって教えられた

当然のごとくある構造が、ない構造が社会なのかな?

そんな教えをした大人たちも、すっかり社会に飲まれる・・・。

おいおいおい・・・。

  

ロックじゃないよなぁ。

ロックしたんじゃ、生きていけねぇ世界だからよ~~。

だから、俺、死にそう。

笑えねぇ・・・。

その社会に真っ向から真っ直ぐ進んだ人が、いまやホームレス。

隙間をぬってうまくやった人が成功者。

逆に利用した人が成功者。

傍観者が公務員。

とにかく雇われるしかないのが、社員とバイト。

お金もらってるんだから、当たり前世界。

これが崩れないと、世の中素晴らしくなりづらいなぁ絶対。 

 

疑問に感じない人、感じないようにして生きてる人、ある意味幸せなのかな?

でも、ロックしてこそ、本当のシャインだよね。

だから、シャインするには、社員という存在がきっとシャインしなきゃね。

また愚痴ったけど。

端的に言いすぎだけどね・・・そんなことない部分も多いよ、実際。

でも、調子にのって言わせてね。

 

この社会の歪みは

消費社会の歪みは

資本主義の歪みは

まぎれもなく、我々世代の背中に大きく背負われているわけで

戦後のとばっちりを当たり前のように受けて

誰もが苦しんでるんだぜ・・・。

 

全員でロックしなきゃ、変わらん世界か!!

WE WILL WE WILL ROCK YOU!

 

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