絶歌 元少年Aのこと
2015-08-13 Thu 12:58


『絶歌』

元少年A

      
ぜっか 


読んでしまった

それ以前にも、被害者ご家族の書かれた著書
少年Aの母親が書いた著書
施設全記録

を、事件以降、実は読んできていました

興味から、です
あまりにおぞましかった出来事

ただし、それは、誰にでも潜む潜在的な闇が
生み出すものと
思い知りながら


何度か戯曲に盛り込もうと
紆余曲折しながら
脚本に行き着かず
他の人が題材にしたものを観ては、嘆いていました
安易過ぎるって
今もって、俺は、まだ表現に盛り込めない


本人が語るには、いいタイミングなどない
被害者の気持ちを察すると

と想いにはかられます


本当の当時の事を
彼が、言葉の装飾をまといながら、でも事件の核心を得ず
伝えてる感じがありました

記憶は、若干美化されたような
でも、そう想っていたのだから、そうなのだろうが

今もって、行動の核を
本人が避けているような内容です
「それは言わない」って事かな

前半の性癖
気持ちいいものではない、読んでいて、きついがな
でも、そこへ至るモノは
本人からだけではたどり着けない心理があって

彼は自分が突然変異である特異性で解決しようしているのが
実は、何の解決にも導かない絶歌なのである、と想う



後半部分、社会に出てから
その無知さゆえの、感受性が、自分に共感が起きた
社会性が特にない狭い世界で生きていくと
世界があまりに、妙な常識だらけに気がつく
それでも、労働の対価を得ることの感覚だったりするものが
生きるうえでとても大切なのだと、理解しうるし

それを描写する、元少年Aは
ようやく、言葉を飾ることをやめた、文章になっているよう


自分を偽ざるを得ないが
自分を偽ることは
普通に社会に生きてる人にとって、誰でも、厳しい仮面

結局、多くの人が「ホントの自分はこうじゃない」という事を思いながら
集まって、経済をアホみたいに市場主義任せて動かすわけで

どのみち、また病に冒される社会がずっとあって
元少年Aでなくとも、きついぜ

うつになる人が、むしろ「本当に感じたら当たり前」な状態だと
気がつかせてもくれる

小さな社会や目の前の世界が、どれほど遠くの世界で
自分とはあまり関係がないか、
と思えるかどうかで
痛みをスルーすることができるかどうかで
生きやすさが決まってきてるような気がしてしまう

その方が本当は非人間的で
それがまたモンスターを生み、違う「うつ」を生むのにね


このジレンマは
社会を改悪ことするが、改善はさせる力はないと思われる
「無関心、無痛」
が生む、いや~な流れだ


しかし、何も解決もしていなければ
何も生かそうとしていない
事件や被害を忘れないため
興味があることは大事だが
世の中に、どう生かせばいいんだろうね


絶句


ひとつの資料として、俺は読みました




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