俳優から足を洗った 昔の仲間  ※長文
2015-02-15 Sun 13:33


東京で最初に立ち上げた劇団
演人全開

その立ち上げ当初からの仲間の俳優がひとり

1月末で俳優をやめました

と一報、連絡があった

    演人全開 仲間たち

一瞬、どう返信していいのか戸惑う

時間が流れ、翌日に返信はした



辞めて、よかったと思うよ

というのが正直な気持ち


仲間が舞台から消えるのは寂しいけどね

彼が40代半ばとなって

その選択をしたのは、なんとなく、ほっとするところがあった



2009年以来会ってない気がするが

その後、どうだったか

売れる、売れない

仕事をもらう、もわらない

食える、食えない

そのことで当時、頭を抱えていたように感じた

その後、気になっていた



このご時勢に、我々俳優にどのくらいの価値があるのか

価値は人が決めるもの

評価となる

その評価が、『優良』のしるしとなり

仕事に繋がるからだ

その仕事も事務所の力関係やお金の動きに左右されるだろうし

俳優と仕事の間を繋ぐマネージャーたちは

必死で戦っている


かっこつけた業界の一部の人たちや

俳優を売る人たちは

「お前らは商品だ」

と言い切る



聞こえはかっこいいけどね

なんか説得力ある風に聴こえるけどね



俺は、そんな商品になる気など

さらさらないことに

ある時気がついてしまった

自分を磨くことと商品化することは違うんだよね

商品って「心」がないって感じしない?

売れるか売れないか、こちら次第なんだ、と言われてるよね

そうなんだよね

まさにその通り、割とあなたがた次第ですね

って事



商品は需要に合わせて売り出すよね

俳優は、需要に合わせてやる、事が当然になってるかもだけど


脚本や演出家の要求に合わせて

作品のために

変化していくんだ


そして、演出家や監督、P、広告代理店、スポンサー

いろいろとありますが

人の「心」を扱うことを無視してはできないとう事

商品には「心」がないが

人に「心」がある

その「心」を曝け出しながら、心体を稼動させる人は

人に非ず 俳優 なのである


それを知ったうえで

相互理解がある現場が望ましいよね



ごめんさい、こんな理想のような

理論のような

ことを言っても



最前線で生きる人たちには

理解を得られないかもですが・・・

分かってるけど

とか、「山縣、お前のいい訳だ」と言われる可能性も大

自分の力の無さを棚に上げて

とか、全然認めるよ、俺には力はねぇよって



有名人が言えば説得力あるって?

有名人たちは

商品化されて 仕事を失うから

吠える事ができない 可能性高いよね



だから

無名の俺が

言えばいいんだ

それは社会的なことだってね

※だって仕事ないからね(笑)

 

そんな人の評価はどうだっていい

『なぜ、それをやるのか』

それを問いながら

『なぜ、その作品を選んだのか』

それを問いながら

生きながら


『あ、もういいや』


って、なったら、もういいんだよね

違う表現の先があるかもだし

家族を金銭的に支える為の道もあるし


俺だって

『あ、もういいや』

って、タバコみたいに思えたときがあったら

さっと辞めるでしょう


上記、すべて、ただの個人的な見解です(生意気にも)




自分という商品について

頭を抱えながら

でも、何をしていいのか分からずもがいている

そんな姿を見るのは、俺は辛い

そういう人は、養成所でお金を吸い取られてしまうでしょう



そういう時、立ち止まって

なぜ、俳優なんだろう、って問い直せば

きっと、執着はしなくなると思うんだ

それは時間がかかるかも知れないけどね



SPAC(静岡県舞台芸術センター)芸術総監督の
宮城聡さんの記事にこんなのがあった

僕が演劇を始めた頃から
今オーディションに来る若い大学生くらいまで、
演劇の世界に入ってくる人は
世の中にうまくフィットできず
なんとか世界と自分の間に橋を架けたいという思いを抱いている
それは変わってない
世界の中で居場所が見つけられない人が
演劇なら場所があるかもしれない、と。
(ハムレットもそういう人ではないでしょうか)


ああ・・・と頷かずにはいられない

居場所が別の場所に見つかれば

喜んで手放せばいいんだよね


俺は、彼に、別の居場所があったのだと思って

ほっとしています

勝手ながら・・・


お疲れ様でした




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