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2人のご冥福を・・・  
2015-02-01 Sun 12:59


湯川さんと後藤さんのご冥福をお祈りいたします



交渉
できなかったのかね
しなかったのか、出来なかったのか
したけどだめだったのか


自己責任、と問われ
著名人が言葉を発していますが

危険な地帯に行ったこと
それは何か衝動があったのだと思います
『ダメだよ危険』
の看板を越えて行ったら自己責任?
死んだら負け?
あるいは自殺しろ?

自分はその覚悟がある、と言いたげな
誇り高き言葉は
ただの滅びの美学ではないか

いや、その場所に赴いている時点で
なんらかの覚悟はあったと思うのがあるが・・・
捕まった彼らが言いたいこと
伝えたいことが言えないのだから
著名人が自分のその主義だけ伝えて
2人を非難するのは、ナンだろうか
もちろん、表現の自由上、その意見は賛同しないが、なるほどと俺は聴こう。

それとは別に
拉致され、拘束され、殺されること
これそのものが当然問われることであり

「テロに屈しない」のバカの一つ覚えのように唱えることは
「テロに屈しない」=「交渉しない」
跳ね除けていることも、考える余地があるのではないかと思う

イスラムの方が言ったのは
「日本、日本人に対して」の言葉
戦争に加担する安倍首相の政策から
日本に置き換え、日本人へとなっていること

を聞き逃してはならないと思うんだ


そもそも、イスラム国を生んだ原因など
そういうところを除外して話をしては意味がない
アメリカのイラン・イラク戦争やアフガン戦争
色んなものが起因している
そこに正当化されるべき部分と
大儀なき戦争と
混在したまま、明るみになってきた米軍の行動
捕虜虐待、レイプもあり
子供も大人も自動爆撃機が殺害してきた


それが憎悪を生んでいるし
そこに協力している日本のお金もあるし
それでも自衛隊は武器を持たない救援隊として
復興のインフラの整備に当たり
人道支援する日本として
やはり貢献してきたわけで


そして、日本が起こしたその後の行動は
アメリカに倣え~、の行動で
秘密保護法をしたうえで、憲法解釈を変えての集団的自衛権があり
武器輸出を可能にした方案があるわけだ

このたび、フランスのシァルリーエブドの事件があったタイミングで

イスラエルのガザ無差別攻撃や迫害が
世の中に問題を投げかけている中


軍産複合体の企業トップを引き連れて
イスラエルに行って
テロと戦うことを首相は宣言したんだ
それを、のちのち人道支援ですと言い換えたところで、だ
もはや誤魔化せないだろ
テロと戦う為の支援に行ったんだよ、総理!

ジャーナリストが殺された事
の事実のウラにある歴史

それこそ、ちゃんと問い詰めていかねば
憎悪の連鎖中
憎悪の確変中
の中の氷山の一角で言うことこそ
さらに見えないようにしてしまうモノの事が多いんじゃないのか

さぁ、じゃ、日本の軍備を強化しなければ!
テロに屈せず戦う準備を!
他の国と連携して取っていかなければ
ということは沖縄軍事基地は必須じゃないか
辺野古移設変更なし
と、いろんな事が
今の政権が求めていることに繋がっていく感じがしてならない

集団的自衛権を容認し
武器輸出も可能にした「日本」という国を
敵とみなし

わざわざ遠いイスラム国周辺に出向いていきて
テロと戦う資金を持ってきましたと首相が言ったこと
しかも、国際的にも非難されているイスラエルとだよ

アメリカでさえ発言を今や躊躇している
イスラエルとですよ
 

自己責任ですかね・・・
ううん・・・


それこそ、その日本の態度に反しながら
何かを伝えようとした人がいて
人質になって初めて耳を傾けた内容だったと思うんだが
それ以前彼らが何を伝えようとしていたのか
以前から報道をし続けること
ジャーナリストの声に耳を傾けること
そういう事がちゃんと出来ていれば
違う応援や支援が生まれたかも知れない

さらなる憎悪を生む支援を日本は応援し
それによって自国の企業と米国軍産複合体が潤うシステムを
深く考えることなく
俺たちは容認していってしまう事が怖い
容認してないつもりでも
そこを問う事をしなければ
そうなってしまう

昨年の総選挙で
軍事バランスを強化した日本を
容認し、応援してしまったことになる

それは憎悪を買った人たちが
標的にしてしまう可能性ももっと上がるし
だから日本はさらに軍備強化をする
そして、アメリカというジャイアンの背中を押す
あるいは時に押されて前に立たされる
としてしまうと、この憎悪の連鎖はどんだけ引きずっていくんだ
という事にもなりかねない


人質救出にアメリカは
過去、たくさん失敗している
テロに屈しない
という事で
秘密裏に救出しようとランボーのような作戦で失敗している

原発を輸出する同盟国にもなるトルコが
イスラエルとの仲介役をできたかも知れない

フジモリ大統領ら多くが人質となり
在ペルー日本大使公邸占拠事件の時
橋本首相のもと
交渉を続けてやっていったではないか


日本政府に迷惑をかけたのではない
日本政府が2人の日本人に迷惑をかけたのだ

それを容認したままにしているのは
誰?

って事じゃないかな


と俺の声は、もちろん、かき消されるくらいの声ですが
これからの日本の態度を憂う


クリント・イーストウッドが言った言葉
最近ツイッターでも流れていたので
明記しておきたい

----------
祖国のために戦った若者たちは
戦友たちのために戦ったのだ

これがオモテのメッセージである
しかし言葉になっていないもうひとつのメッセージを探すとすれば
次のようなものであるかも知れない

戦争を美しく語るものを信頼するな
彼らは決まって戦場に行かなかったモノなのだから
---------

紛争地まで行って何をしようとして
何を伝えようとしていたのか
その声を、大事にしようではないか




















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