『ヴァロットン展』 例えるなら、溜息の画家
2014-09-16 Tue 00:20

行って来ました

『ヴァロットン展』

今月23日で終了なので、駆け込み!


    
ヴァロットン展と 山縣有斗 
   

どういう画家なのか全然知らなかったですが
その絵は、ちょっとだけ観た事があって
気になっていました

TOKYOでは、こうやって
いろんな企画展をあちこちで観ることができて
そういう意味では本当に素晴らしい

木版画も数多く手がけていて
そのシンプルさ加減
黒と白のコントラスト使った絶妙な空虚感と空間
男と女の微妙な距離感
そして、日本の浮世絵の影響
装飾物のこだわり

素晴らしかった

バルテュスの版画とは、線が全然違うので
最近立て続けに版画の面白さを見た気がする
(たった2人の画家の話ですが・・・)

最初は、とてもアカデミックに
写実的描いていた画家が
どんどんシンプルに描く事
線を使う事
変化していく様子は

    
ヴァロットン ボール

印象派、ポスト印象派という流れの中で
独自に、ナビ派の影響を受けながら
自身で模索していった様子を垣間見る

平面的でもあり
俯瞰的でもある


冷たい炎の画家。

とキャッチフレーズがあるように
奥さんとその前夫の息子たち
義理の母との関係において
かなりの孤独と恐怖と不安と
抱えていた様子

女に対しての、冷めた怒りとか
諦めにも似た溜息

これ、今書いて言い当ててるような気がする

諦めにも似た溜息

そう、そうなんだよね

諦めにも似た溜息

が、奥さんの背中を描きながら
遠い距離を置いて描いている感じ

そんなモノを絵から感じたりもする


劣等感もかな。

        ヴァロットン 版画

画家、それは人、である事を十分に知らしめる
作品群だった。
自身を大いに反映させることのできる画家だった
そんなふうにも思いました。



そうそう、ゴーギャンの唯一のリトグラフがあったよ
感動。。。
しかも、裸婦の後ろに悪魔がいる
タヒチでの、定番の構図だった

常に、死や罪と向き合うタイミングが狙われている(悪魔に)
そんな風に思うのです。

我々はどこからきたのか
我々は何者か
我々はどこへいくのか


ヴァロットンはもっともっと個人的な刻まれた視点から
描かれたものが多いが
ちょっとカフカを思わせる暗さが
俺は好きでした。

図録を毎回買って、半日くらい没頭するのがすきなんだけど
ちょっと時間見つけて早く没頭したい。




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