「バベル」

遂に観た。

そう、以前にも紹介したけど、東京での撮影で密かにエキストラに潜り込み参加した作品です。

気が付けば、もう最終の時間でしか映画館でやっていなかったので慌てて映画館に走った！！

既におととしの11月の撮影だったので

記憶は薄らいでいっていたが。

観た結果。

良かったなぁ俺にとってはね。

レビューではそんなに評価高くなかったが、俺は好きだなぁやっぱ。

面白いとかいう事ではなく、目を離せず観てしまったっていう作品かなぁ。

言葉少なく、会話される最初のブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの夫婦の会話。

これ、やばいくらい的確に

じっくりと2人の関係を伝えていた。

その演技に俺は興奮。

そして、菊池凛子の全裸に興奮！

全部、丸見えでした。あれも。。。CGではないよなぁ。

でも、女性という性の中の叫びと孤独が現れていて確かに素晴らしい演技だった。

役所公司も、菊池凛子との車の中での絡み。

言葉少ないのに、その間をしっかり埋めていて的確に魅せてくれました。

そんな小さなやり取りに俺は沢山興奮した映画。

もちろん、構成力も。

肝心の俺が出演したと思われるシーン。

クラブで踊りまくっている俺の姿。

公開当初から光がチカチカして、気分を悪くしてしまうシーンとして有名になり、目を逸らす人も多かったのでは？？？

俺は、俺を観てやろうと必死で、目がシバシバするのを抑えて観ていた。

そして・・・・

そのシーンは終わった。

俺の影など微塵にも感じさせない素晴らしい進行・・・。

演人全開Tシャツなど、どの一瞬も映ってはいなかった。

（演人全開Tシャツを着て踊って宣伝してました）

あっさり。

ふっ、

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。

あんたぁ、大事なシーンをカットしてしまったんじゃないのかい？

でも、俺はあんたを愛してるぜ。

「２１ｇ」の方が好きだけど、「バベル」も好きだぜ。

その昔、言語はひとつだった。

神に近づこうとして塔を建てようとしたが、

そんな人間の傲慢さに神がお怒りになり

人々をバラバラにし、言葉をバラバラにした。

その言葉に違いによって引き起こされる壁、そして争い。

今、このバベルを通して、

感じるものがあるのではないかな。

やっぱ、愛だね愛情だね。

くっさ！！