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カイユボット展 IN ブリジストン美術館 (長文)
2013-10-25 Fri 00:43

ツイッターでもつぶやいたが
久しぶりにブリジストン美術館へ行ってきました。

都市の印象派、日本初の回顧展

カイユボット展


         カイユボット展1   

素晴らしかった。
モネ、ドガ、ルノアール、シスレー、ピサロ、セザンヌたちを支えてきた経緯もあり
裕福な過程に育ったからこその、そのアートを守る役割を持って
積極的にも絵を購入した。
その貢献度は大きい。

    カイユボット展2

こういう人がいるから、今現存しているんだよね、この芸術たちが・・・。
印象派展の企画者にも名を連ね
途中確執はあったものの、絵画作品を守った人。

自らも描いた絵は、印象派と呼ばれるにはあまりに異質だなぁと
ずっと思っていた。
この時代に芸術が好きだから、よく展覧会に行くけど
カイユボットの絵が実は好きで、印象に凄い残っていた。


                ひとりスマイル 山縣有斗

昨年も、このブリジストン美術館で『ドビュッシーと印象派展』を見たときに
『ピアノを弾く若い男』の絵に魅了された。

       ピアノを弾く若い男 カイユボットだよ

その前には、どこだったか印象派展で
『床削り』という作品でも、その構図と艶やかで細かい描写に目が離せなかったほど
食い入るように観た作品だった。

印象派って、ぼやかした線、直接キャンバスに絵の具を置いてキャンバスの上で混ぜるとか
かなり大胆なタッチなものも多いんだけど
カイユボットの線は細く、逆に緻密で、文字通りの~印象~という言葉から離れていた
だから、引っかかっていたんだよね

色々となぞが解けたんだけど
ドガと創作が似ているのかも知れない
写真の影響が大きいんだってわかって、妙に納得した。

カイユボットのパリを描いた作品たちは
なんというか、広角レンズを覗いたような構図というか感じなんだよね
それから、視点がちょっと高めにあるっていうか
で目の前が広くて奥行きがぎゅぎゅっと詰まっていて、引き込まれる

弟が写真を撮るのが好きだったから
そこに映るちょっとした空間の歪み、そんなものを構図に生かしたんだよね

なるほどなぁ~って感動したよ。
習作も重ねて、絵を描くあたりも、慎重派というか緻密だし、生きている感触がふわっと残る人物
好きだなぁ~

でね、当時の印象派展のプログラムが残っていたんだけど
いやぁ、いいね。
ゴーギャンの名前が隣にあったりしてさ
おお、ゴーギャンもいたなぁって、何か今で言う自主展覧会みたいなもんだけど
その時代に立っていたっていう痕跡を受ける。

この印象派展に参加した人たちは
認められず、サロンには出展せずに、アウロトー感もってやっていて
今でこそ、これほど認められているけど、当時は大変だったんだよね。

大事なのは、「いいものはいい!」とちゃんと認めて広める人、支える人が、
しっかりと支えあっているというか
伝わってくるよね
もちろん、著名な人や影響力ある作家などから好評な発言あると
すぐに、それにならえとばかりに、良さを認め出すところは大いにあるだろうけど
酷評があったとしても、リスペクトしているものが感じられる。

それに画家は、ただ売れるものを作るというわけじゃなく、
(もちろん食うために肖像画や装飾画も描くが)
都市化に対するパリの様子に、近代化に、貧富の差に
それぞれの思いと、虚無感とを、何度も伝え
ある人は、美しいものだけを見つけて描き
ある人は、消えてしまう畑や野原を記録する為に、或いは今しかない瞬間の為に描いた
芸術の力が確実に生きていたのを感じざるを得ない。

だから、美しさのみならず、ぐっと受け取るものが生まれる気がする。

『ヨーロッパ橋』の絵は、圧倒されるよ、ほんと
思ったより全然でかいしね。

     ヨーロッパ橋 カイユボット 

そして、弟の撮影した写真たち
記録としても素敵なんだけど、近代化するパリの様子とか
人を写したものも、味がある。
裕福だからこその特権を大いに生かした生活だったみたいだね。
ヨットもやるし、別荘はあるし、庭は広いし、ね。
しかし、恵まれた環境である自分を使って、自分が買った作品群を寄付することを
早くから遺書に書いていたあたり、凄いなとおもった。

ゴッホも兄弟の支えあってこその現存する作品群と歴史だけど

支える誰かがあってこそ、だなぁと改めて思った。

この前番組で言っていたなぁ
NYのスティールカメラマンの女性が、
NYでは、無名な人の作品でも、気に入った作品があったら
NYの人たちは買っていく
って興奮して言っていた。

そう、それだよね。
それって、リスペクトの上、支え、支えられの関係だよね。
必ずしもそうとはならなくとも

自分の感受性をちゃんと持っていれば、守っていれば
もっともっと、素敵な作品が日本人のものも広がって観れそうなのになぁ
お客様といいパートナーシップをもてそうなのになぁ。

と漠然と思ったりした。

また描きたいし、展覧会したいなぁ~
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