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東京平和映画際 映像の力そこにあり
2013-09-22 Sun 00:50

東京平和映画祭、知ってる?
たぶん、知らないよね、俺も最近まで知らなかったし・・・

実は第10回目という記念すべき映画際でした。

       東京平和映画祭のパンフ

と言っても劇場ではなく
国立オリンピック記念青少年総合センターの大きなセミナーホールでの映画祭
本日と含め、この3連休で行われている

その初日となる今日
思い立ち、いきました。
 

目的は、孫崎享さんの講演が入っていたので、なおさらであったんです。
孫崎さんは、ベストセラー『戦後史の正体』の著者で外務相出身の方。
その目線は鋭く、また日本という国の態度、歴史、これかの危うさを
的確に、伝えてくれていると俺は思っています。


        孫崎享さんの講演

著書を読んで、また他の本も読んで
いろいろと知識を得てはいましたが・・・

この映画祭、やばいです。
短い映像も含め、合計3本のドキュメンタリーを見ました。
自分で興味を持ったら、もはや、言葉にする事をためらうほど・・・
重い荷物を背負った気分になります
中でも『ショック・ドクトリン』『戦争案内』という映画は
ぐっと心臓を掴まれるほど・・・
かつ、ドキュメンタリーの映像は

「伝える」

を目的にしているので、その説明の簡略化と明快さ
真実の風景の恐怖
そして、人の目の色

伝わりました・・・少なくとも俺には。

俺の中ではアメリカ企業の怖さ、などは感じていたけど
日本企業も同類であることを改めて踏みしめました。
踏みしめたという表現を使ったのは・・・
そのページを開いてはいたが、漠然としていたので記憶すべくページを折った
という意味で俺は使いました。

孫崎さんの講演も、わかっていはいたけども
自身何度も語っておられる内容だと思いますが・・・
実際の声と表情と優しさで伝わる情報は、マジで強い色を持って
迫ってきました。

決して、情報を強要してはいないのですが
真摯に受け止めてしまう。

政府の方針から逸れるものは排除排除で繰り返されてある今の日本
ある種、孫崎さんも国の息がかかったマスコミ部類からは排除されたわけではありますが
専門家が右へ倣え!の方向なので
真実が歪められているのは、専門外の人しかいないっていう悲しさとバカバカしさ
感じました。

映像、音、声、その力は凄いですね。
記録、記憶、残った映像、その力は凄いですね。

『感じる・伝える・つながる 映像の力で』

とサブタイトルのある映画祭ですが
映像の力、それは紛れもなくこの映画祭を支える『人の力』なんですよね。

大事な事いっぱい
これを一斉にテレビでどのチャンネルも放送すれば、事の重要性に気がつくのにね

他がどうでもよくなる・・・



       俺の志

そして、最後の1時間くらいを残して俺は退場
急いで、稽古場へ向かう
稽古場へ向かうチャリの上で
俺は、なんか、もう、バカバカしい世界を横目に走ってる気分で

稽古場到着後、話したくて話したくて
待たせてしまった出演者に、今日感じた事のいち部分を共有しました。

ちっぽけだよ、我ら
だがしかし、一滴のシズクでも、火を消すに役立つはず


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