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クリスマス前に親知らず
2012-12-27 Thu 02:02

パソコンが復活しました。

よかった、データも消えることなく修復できて一安心。

そして、メリークリスマス。

  nnmm

ってか、もう終わったけどね

どこへ行っても人が多い、そんな東京から少し離れて、ちょっと一息を入れました。


  nmm


とうか、俺の近所の八幡宮は24日にはすでに門松を立ててたっていう

この行事というか、急ぎ足な感じは、師走ならではなのかしらと思うけど

やっぱりねぇ、先取り先取りが心地よくないんだよなぁっていう

急ぎ足だよね、

売り場もさ、クリスマス商品は半額って24日から売り出してたりするやない

雑貨屋さんとかさ~あれってのもものすごい寂しいよなぁ

って思うところあり

わくわくしてる俺の心を返せ~!みたいなね。


といか、無事に36歳なってのですが、最初の試練が訪れたことを記述せねばなりますまい

ということで、実は、親知らずを抜いてきました。

36歳にして、生まれて初めての「親知らず抜歯」

ついにきた、そのときが・・・

あれは12月20日だった。


nm

おっと、ここからやや物語は長くなるかもよ。


歯医者さんは「もう、悪いことは言わないから抜いたほうがいい」と

淡々と教えてくれた。

11月中旬から上の親知らずがちょい欠けてしまって、そして、うずいていて

とても迷惑していたのだ。

それから約1ヶ月後、ついに歯医者に行って、歯医者さんは

親知らずを抜きたい顔をしていた。

このブログでも、何度か登場している俺の親知らず

ついに、しとめるときが来たのだ。

36歳なって、いきなりの挑戦だった。

心は躍らずとも、親知らずは踊ってるかのように、ズンズンとビートを刻んでいるかのように

俺の左上をステージに暴れている。

俺は、先生に応えた。


「先生、お願いします。抜いて下さい。」


先生は、快諾し、すぐに準備に取り掛かった。

「麻酔さしますよ~」

とやや陽気とも、妖気とも取れる声で俺の歯茎に針を刺す!!

殺すなら殺せ!と思って構えた矢先

針はそんなに痛くなく、すーっと俺の歯茎に刺さっていっ・・・。

麻酔も進化したようだ、数年前とは比べ物にならないくらい、すーいすーいと麻酔は入ってきた。


何箇所もさすのは、なんでだろうね

痛くはなくとも、何か怖い・・・

よってたかって、俺を刺す歯医者さん

その手際のよさから、相当なドSであると察することができる!


そして、いざ、始まった

手術!!


俺は、やや危険を感じて目を閉じることにした。

というか、目を開けたら歯医者さんのマスクした顔が見えたら怖いし(下からのアングルはやばい)

油断すると目が合うし、針的な道具は見えるし、しぶきは目に飛ぶし

良いことなしなのだ。

クローズ、マイ、アイズ


すると、想像するに・・・

ニッパーかモンキーレンチのようなもので俺の親知らずを引っ張ってるかのような

そんな感覚なのだ

とうか、歯医者さんが俺の頭上を(俺は寝てるからね)

半円を描くように左右に移動して俺の親知らずを引っ張っている!

なんだ、その運動量!!

そ、そんなにか!

想像とだいぶ違うアクションに俺は戸惑った。

目を閉じていても、手に取るように歯医者さんの動きがわかる!

それはまるで、「大きなカブ」を大人が必死で引っ張ってるような動きに違いない。



そのとき、俺の頭の中ですごい音が響いた

『ぐぐっぎぎぎぎぎ・・・・』

すげぇ嫌な音。

骨がきしむような、その音は「なんかやばい」って警報を俺の脳内に浮上させる

歯医者さんが言う

「大丈夫ですか~?」


これも、本当に誰もが思うとおもうんだが

返事できねぇ~よ!

っていう。

俺の口の中、あんたの手で手いっぱいだよ!

っていう。

せめて、いっぱいその手を引いてから聞いてくれないかい?

それが、正直なところ。

そんな厳しい中、俺は誠意をこめて応える「あいおおうです」

骨がきしむような音を聞いて、大丈夫なわけがない!



続いて、先生は言う

「嫌な音がしますね~♪」


これ、これ、これどういうこと??

「嫌な音がしますよ~」だったら、まだ分かるんだよ

嫌な音がしますけど、心配いりませんよ~っていう意味を含んでいるようでOKなのだ

でもね、文字通り、先生はこう言った。

「嫌な音がしますね~♪」


え?何?共感??


私にとっても、あなたにとっても、嫌な音がしますね~、嫌だね~


っていう感じのこと?

俺はどんな意味で言ってるのか、目を閉じながらも考えてしまった。


これはいわゆる、大人が赤ちゃんに対して言うタイプの表現?

たとえば、ご飯を赤ちゃんに食べさせて

お母さんは言う「おいちかったでちゅね~♪」

いわば、赤ちゃんとお母さんが共感しているというか同化した物言いなのだ!

お母さんが赤ちゃんの気持ちを代弁しているのだ。

それと同じことが、起こっていたのか


「嫌な音しますね~♪」


先生、俺の気持ちを代弁してくれているのか・・・

なんか気持ち悪くて、気持ちの整理がつかなった・・・

先生と一体化できない感じ

などと考えていたら、先生は言った


「あ、もう終わってますよ~」



ええ!!


いつ?何時、何分、何秒!終わった?

ひと言いってくれよ!

その瞬間を待ってたのに!みたいな。

お母さん起こしてって言ったじゃん!みたいな。

っていうか、その瞬間さえ気がつかせない神業と呼んでいいのか・・・


先生、すげぇ


最後は、あまりのあっさり度に力が抜けていく

まるで、サプライズパーティを仕込まれていたかのような錯覚。

サッカーのゴールシーンの瞬間、お母さんが「ご飯よ~」と呼んでくるので

「あいよ~」と振り返って返事した瞬間にテレビでは「ゴール!!」みたいな。

分かりづらいか・・・


完全にやられてしまった・・・。

大事なところを見逃したような気持ちだが、余計なものが無くなった開放感もあって

複雑さった。


麻酔が切れたら痛いのだろうか、それもまた心配だったが

幸い、親知らずの形が円錐のような形で抜けやすかったのでよかったとのこと。



ともあれ、無事に、親知らずを抜歯することに成功しました。

我ながら、数年間抵抗していた抜歯をスパッと決意して終えたことに

大人になったなと思えるのでした。



ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。





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