「無関心」は「凡庸な悪」だが、「無関心な人」を責めては始まらない
2016-06-30 Thu 07:32


知り合いのお母さんに、「選挙行く?」

ってさり気なく聞いてみたら

「あ、行かないよ」

と言われ、一瞬冗談かと思って

「いやいや、行くでしょ~」

と言うと

「いや、行かない、行かない」

と返してくる


しかも、人生で1度だけ行った事があるだけで

40歳過ぎて、それ以外に一度も行った事がないという


いささか、ショックを受けた・・・

時々、今の不条理な状況を話したりして

頷いたりするから

子供も2人いるから

少しは考えてるのかなぁと思っていたけど
 

そんなもんなんだね・・・

っていう

たまたま、その人がそうだっただけだろうけどね


でも、それが、それこそが現実なんだよね

投票率から言うとさ

この圧倒的な無関心な、食わず嫌いな状況や

過去に○○学会からしつこく勧誘された、とか

政治活動になるとうるさい雰囲気が嫌だとか

そんなこんなで、シャットダウン!

って方もいる事を実感している
 
 
今、この世の中を、違う流れにしていきたいと思ってる方は

頑なまでに拒絶反応をする人を、半ば切れ気味に

「じゃ、あなたは、戦争に子供を行かせなさい」

と短路的な話にすり替えてはならない、と思っている



ペリソロ 山縣有斗      
 
俺がステージで大勢に伝えるツールをもって

表現した際に

ある人には、大きな刺激になるし、ならない人もいる

そりゃそうなんだんだが
 

まず劇場に足を運んでくれたこと、それ自体が大きな一歩


 
しかし、そのお母さんの場合は

はなから劇場に行く気もない、そんなスタンス
 
劇場を選挙に置き換えるだけの話だが

動かないよね、決して・・・ 



今回は本当にやばいから、選挙行ってよ

考えようよ、今の状況、ほんとやばいと思うんだよね、って語ってみるも

「いや、いい、いい」

とシャットダウンだった

 
これには、知り合いだけに、傷ついた・・・俺はね

 
「ってか、みんな行ってる?行ってないよ私の周りは」

と言うので

「だから、こんな風に問題になってんだよ、今。投票率も低いし

 子供の未来もかかってるからさ、知って考えようぜ。今はね・・・」

と諭してみるも


「いい、いい」

と、最初から変わらぬ、全くの拒否・・・

「知らないし、よく分からない」

この『よく分からない』、といのは思考停止を意味して

これ以上受け付けないっていう事になっていて

興味がない、という事で受け付けない
 
食わず嫌いだから・・・

伝えようとしても、聴きたくないという状態に陥っている
  

そもそも「今、直接自分に影響ないことだから、関係ない」んだそうだ
 

いやぁ・・・本当にショックだった

「今のままでいいの?」って聞くと「今のままでいい」という


圧倒的な『無関心』を突き通す

という状態



俺は、知り合いひとり、ちゃんと話を聞いてもらう事すら出来ないでいるんだ

という恐ろしい事を感じた
 
リアルだよね、それ。。。
 

でもね、彼女を 無関心が悪い!あんたのせいで世の中こんなんだ!

と責めていても、実は、何にもならない

確かに『無関心は悪い』が、彼女が悪いわけではない、という事

だから、そのような人たちを責めたり

興味持てよ!と叫んだところで

ますます離れていくことになる
 

政治なんてよく分からないし

私には、直接関係ないし、と 

直接関係ない、と主張してる事が

政治は直接関係あることに繋がるんだ、という事を説明する事すら

許してもらえないのだ
 


投票は権利であり、義務ではない、という事が前提になるうえ

権利、をちゃんと使用する方法

どのようにして、その権利が生まれたのかを知る機会

それがどれほど人を大事にするツールとしてあるのかを勉強する機会

を奪われた教育のたまものでもあり

誰も教えてくれなかった、現代史の勉強の薄さや

受験勉強用の勉強方法のたまものでもある

権利を民主主義に置き換えても同じ意味

 
 
基本的人権が、今、失われようと改憲される可能性があるが

俺たちはこの「基本的人権」を謳歌すらしておらず

使いこなせていないので、その大切さと

失う怖さが、実感として、恐ろしく薄いのだ

もっと言えば価値に気が付いてない

しいて言えば、権利があることの Before After が分からない

文字で見ても、実感としてリアリティを感じえない


なんとう事だ・・・


基本的人権という権利を認められるより

子供のころから、制服を決めてもらい

持ち物を決めてもらい、決められたことを

考えずに受け入れていくことの楽なんだよね

決めなくていい、という事

(民主主義的な方法で決めれらた制服ではなく
 偉い人が決めてくれた制服やルールが楽)
 

指図された世界の方が

人権が大切にされる世界よりも秩序も守られ

突出して目立つこともないし、
 
個性が主張されないので

出る杭とはならない

その輪の中で生きる方が、考えなくていいので、とても素敵な世界なのだ

もともともしかしたら日本の習性なのかも知れない
 
 ※出る杭で打たれて、その輪から外れた人が以外とアーティストに多いかも
  あるいは登校拒否など変な人扱いを受けてきたかもしれない
 

社会人となり、仕事務めしていくと

会社で決めれらたルールの中でお咎めなく生きる事が楽だし

「人としても、会社としても、それおかしいな」と思っても、

それを主張する自由や権利を謳歌していないし

改善されないと思っているし

改善するための手段を知らないし、権利があるとも思っていない(かも)

労働組合が機能しておらず、我慢を強いられていて

強いられているというより、進んで我慢していっている

ストライキなどあり得ないのが日本の特徴かも知れない

波風立てない、「このままでいい、自分に影響がないから」と

影響があるのに、自覚ができないでいる



そんな状態なのだと思う


戦後、基本的人権が踏みにじられていた戦前の日本において

基本的人権が与えられたが

その人権すらよく分からず

棚から牡丹餅、状態で、素晴らしい権利を手に入れたが

素敵過ぎて、その服をうまく着こなせないでいた

そんなふうな状況のような気がする

 
それはそれで、いい部分もあったかもしれない

全体性、自己傲慢による「俺が俺が主義」を阻んだかも知れない
 

ただし、民主主義として運営されている今の政治においては、

いい服(基本的人権)を着ていても

いまだに着こなせていない(権利を使いきれていない)ので

危機感が伝わりづらいのかも知れない

 
問題は歴史の中で、深々と根付いてるし

それを良しとして

その無関心のうえで、自由に利権の枝を伸ばして

支配層となった、知っていてそれを利用してきた

有能な人たちの壁が

さらに現実をわかりづらくしていた
 


アーティスト達の方が、

~~する自由、自分のあるがままに、という大切な

それこそ基本的人権だが

気が付きやすかったのか

そのアーティストたちの声で、

「え!マジで!」って思った人も多いかも知れない
 

 

あと自由主義という流れの中で、

海外で生きる素敵なライフスタイルを

一部の人は、知る事によって

「自由」の大切さをもしかしたら気が付いているのかも知れない


年配の人の方が頑ななのかも知れないよね
 
「自由」<「秩序」と「立場」と「利権」

世界秩序ではなく、会社、家族、の立場主義的な支配ありきの秩序というか・・・
 

日本会議の草の根運動のすごさ

60年代の学生運動の時からの伝説が歩き続けている

右的市民運動は組織票として大きいし

どんな話を聞いても、結局は「右」から外れる事はないから凄い
 
 
それと同じくらいの根気で

やる事が必要となってきているが


如何せん・・・選挙は10日後っていう状態

 
『無関心』は、『凡庸な悪』『悪質』であるが

『無関心の人が悪い』わけじゃない、ことを今一度

認識していかねければ

「無関心が関心に変わるミラクルは起こりづらい」


置いて行くの???

ノアの箱舟に乗らない人は沈んでもらうの???

それは民主主義ではないよね

無関心な人を認めていくことも、対話なのだと思う

それが、その人の、(権利そのものの大切さや持ってることに気が付いてないかもだが)

その人の権利なのだ

認めよう


いろんな事を知っていけばいくほどね

無関心な人が嫌いになりそうになるんだ・・・

腹も立ててしまうんだ・・・俺に寛容さがないのかもね

でも、それは本当は違うんだよね

無関心はその人の一部に過ぎないってことでもある
 

伝え方、考え

相手への偏見、取っ払い

対話すること

できるかな。。。


 

そんなの言ってらんない時期に来てるのは確かだ・・・

俺の知り合いや友人は

基本的に関心持ってる人が多いし

舞台など山縣作品で、興味もってくれた人も多い

なので


このお母さんの圧倒的な無関心の重い壁にぶち当たり

本当に本当にショックだった

無関心が・・・

将来の子供に繋がることだと認識すらできないでいることが現実にある
 
 
 

一番いいのは

ジャニタレが全体で

「選挙に行きましょう!」って呼びかける事が

いろんな層が動き出しそう


「選挙に行きましょう!」は大切な権利だから

誰でも、誰が言っても、全然問題ない発言だしね

選挙スター   

ついで、各党の主張をまとめて

公平性を持って伝えてくれて

「さぁみんなで考えよう~」

なんて言ってくれればさ、

投票率は確実にあがるのにね

それにしても至極まっとうなCMだなぁ


そう、だから、その人を動かすのは俺じゃないって事なんだ

その人がリスクペクトしてる誰か

信頼している誰かが話かけることによって

きっと動くのだと思う

その人が尊敬するタレントが言わない

友人が無関心

その人たちが、誰かに出会って、話を聞いて、言える機会があれば

きっと、そのお母さんにもめぐってくるはず


 
それが、誰と誰が繋がっていくのか分からないから

俺の言葉が、違う人伝わって、迂回して、迂回して、迂回して

ある人に伝わり共感を得て、ある無関心な人の親友だったりして

ある時に伝わるのかも知れないね

 
だから

どこの、どの人に、影響があるか、伝わるか分からないから

発信をし続けるしかないんだよね
 
  

ただし、無関心層を攻撃する発信ではなく

大事な事を伝える発信にちゃんとベクトルを持つことだ


繋がれ

Let us all unite!
 




 

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LOVE&PEACE Live vol.2 『ペリソロ』終演!
2016-06-20 Mon 17:39
LOVE&PEACE Live vol.2
参加してきました

    齋藤一 山縣有斗 ペリソロ  
   ※チャップリン扮する齋藤一と

Facebook、ツイッターなどで案内していましたが
ブログはすっかりご無沙汰でした

そう、参加していたいのです

   ペリソロ 仲間と  

参院選を目の前に
今、ひとりの人として
それをアートに携わる者として
まっすぐ表現してみようと
思いました
 

過去3度も公演された
『ペルソナトレイン』をご存知の方は
その時代を突き刺す言葉たちを目の当たりにしてきた事も
あると思います


でも、今回は、その中でも
出演者が自分と、旧知の齋藤一という事もあり
言葉を背負う事に衒いがないので
憲法第9条について思う事もあり
非暴力の力で訴えました

  アモーレ9 山縣有斗  
  ※劇中で使用した「アモーレ9」Arito作 

これまで以上に 
さらなる直接的な言葉を
時にユーモアを挟みつつ
時に残酷にも音にし
全体を、地球で包みましたっていう作品を
20分に渡り、(厳密には25分くらいいったかも)
のびのびと表現させて頂きました
 

1回だけのLIVEイベントに参加するのは初めてで
自分主催でないイベントは
演劇グランプリくらいで
このような機会はまた楽しい時間でした

それは演出家としても俳優としても脚本家としても
挑戦でしたが

俳優としても、『言葉は国境を超えるのか』

という挑戦に挑んでみました

LOVE&PEACEを訴えながら
勝手に挑戦していて恐縮ですが・・・

空間を包み込んだ不思議な感じ
国境を超えた・・・
そんな気がします

 

フラメンコダンサー
生歌、生演奏の力
紙芝居の別角度からのアプローチ
マリオネットのおかしくも可愛らしい演出
色々な方は実に
色々と表現されていました
フラメンコは、毎週アルタ前で『戦争反対!』を訴え
踊って歌っているそうです


目にする機会はあるかも知れません

このイベントに参加された方々
お客様方から
また見たいですとか
舞台あるならぜひ見に行きたいと
嬉しいお言葉も頂きました

予定が全然未定で、毎度、こういう場合すぐ答えれないのが
悲しい山縣です・・・

脚本・演出のお仕事、逆にもらえたら
用意できるのにね

誰か~、なんて・・・ね
 

 ---
浅草橋の雰囲気 

ソロでやるのは初でしたが
助演もしてもらい
おおむねソロというスタイルで

もの言うアーティストとして
LOVE&PEACE
を叫びました

今や日本中で
参院選前という事もあるし
沖縄のことや
安保法制のこともあるし

大きなうねりが生まれています


俳優、演出家、脚本家、絵描きなどしつつ
でも、そんな枠を外せば

ただの Humanbeing
人類の中のひとり

だから
議論なき、立憲主義の崩壊は
後世に、残せないと思ってます

だから表現をたくさんかりて
こんな時こそ
俳優、演出家、脚本家、絵描きのツールから
表現者として参加した次第


満員御礼の中
すごい空気に包まれた空間となった
わずか20分の『ペリソロ』という作品で
独白(モノローグ)と朗読を
あふれたままに表現

何かが生まれた気がします

イベント参加者の皆さま
 La Barrlca のスペイン料理店の皆さま
ご来場の皆さま、ありがとうございました

さぁ、始めましょう!
続けましょう!

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