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役についてあれこれ、ジョディ・インティライミ編
2015-03-27 Fri 00:02


『Interview with KA』

チラシや宣伝媒体では

4人芝居、という伝え方で


山縣が出演するということは一切伝えていない為

出演したとき、驚かれた方も多かったかもですね


    
ジョディ1 





わずか5分程度のシーンですが

予告なく

出演準備をしてきました



エンドクレジットのみ、キャストに入れ込みました

それはタイガータトゥーの男役の中園も同じ


宣伝って大事だけど

余計な情報はない方がまた面白かったりする

映画だって、CMが一番面白かったなんて場合もあり得るし


デビッド・フェンチャー監督『セブン』は

ケビン・スペーシーはエンドクレジットのみキャストで出てきます

これも、予備知識なしで観ると

オーマイガー!っていう衝撃があるんです


それもひとつの演出で


そういった意味でも、演出を楽しみました


でも、もともと出演する予定ではなかったですが・・・


  
ジョディ5 ジョディ3 





今回は、『心が女性』の役でした

マイノリティとして


準備がまだまだ必要だったのは自覚しています。

わずか5分でも、その人生を経験してそこに在ることは非常に難しい

考えるのではなく体感する

恐らく、こういうの化け物メイクをしたがるでしょう

それは絵的に面白いから

考えて欲しい、それは茶化す場合、道化と化す場合だ

『女性になる』のではなく、『本来の姿、女性に戻る』という事なのだ

これに気がつくのに時間を要しました

化け物メイクをしたくならない

綺麗でいたいと俺は思った

これだけの発見で

本来の姿に戻れず、人に言えず、いることの心地悪さを感じられた



         
ジョディ7


想像してみると

今、俺は男だが、男という自覚のまま、体だけが女だったら

女の服を着せられ、制服を着せられ、体操着を着せられ・・・

それで女を好きになった

その恋は、どこまで相手に伝えられる?

黙ったまま、生きる?

積極的にその子と話して、回りからレズ!とか気持ち悪いとか罵倒される?

どれほど傷つくだろうか


    ジョディ6

人間理解の旅

お互いを知る旅

そして、自分を知る旅なのだ

この俳優という仕事は




人知れず、演出や脚本の改編に時間を取られながら

人知れず、毎晩、自分の顔にメイクをしてみた

自分で客観的になると、実にシュールだし

手元が震えて、ツケマなんて、うまく出来ない

アイシャドーなんて、うまく引けない

女性ものの服を着て、毎日コーディネイトしてみる

それで生活してみる

出演者も変な気分だったろうね

演出が、女性の格好のまま、腕にハンドバッグを持って

俳優に指示をしながら、立っているっていう

シュール!


本番前、マニキュアを赤く塗って、電車で移動

生まれて初めてマニキュアを塗った

しかし、観る人の、好奇の眼差しは、忘れない・・・


あからさまに、じーっと観る人

目を背ける人

観てはいけなかったのかな、と知らん顔する人

まったく無関心の人

『違うんだ、役なんだ』と訴えたい気持ちがある

これが『本当はこうなんだ』と伝えたい欲求なのだと思った

好奇の眼差しには、俺も傷ついた

自分のことを伝えることもできない

『本当はこうじゃないんだ』と噛み殺す時間を何時間、何十時間、何百時間、何万時間

俺は抱えて生きてきたのだろう・・・

誰が何て思うと関係ない、と、傷つかない道を選択もできる

でも、それでは、役が体験してきたことを体験できない

一生知ることはない

傷つかない道を選択することも、傷つくということを知る

自分につく嘘

このジレンマ



『誰か認めて欲しい、分かって欲しい』


という欲求が深まった


想像して欲しい

自分の親にそれを初めて告白するときがきたとしたら

母親に「ちゃんと生んでやれなくてごめんね」

と謝られたとき

父親がただただ黙って顔を背けたときを


もちろん、色々な家庭があり

理解もあり、前向きな家庭もあります






しかし、人間の核となる本音を隠したまま

胸がつままれている状態の日々緊張は、なんと息ができないことか



体現できてるわけではないが

まだまだ、この役と付き合っていたい

もっともっと知りたかった

一緒に生きたかった


ごめんね、俺程度の俳優が準備浅いまま板の上で生きてしまって



と、感じております

ジョディ・インティライミ役

また再会できる日を楽しみにしています

    
ジョディ4 






ハイヒール、ほんと不安定だ・・・

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稽古へ 「伝えたくて」音楽劇
2012-05-18 Fri 01:14

音楽劇「伝えたくて」

今日、稽古に行ってきました。

ちょっとだけの出演なので、稽古時間こそ俺は多くはないのですが

他の出演者は日々稽古に励んでおります

事象Aからも、八埜優、井原ミキは既に前から稽古に勤しんでいます

いい挑戦、まだまだ時間のある限り

クオリティを求めて、自身で探究していって

がっちり熱いものを見せてくれると思います。

既に事象A預かりのチケットはほぼ売り切れ?状態に近くなっておりますよ~~

お求めはお早目に!!
 

 
 


ちなみに今日は、

全体の雰囲気を確認できました


そして、生演奏はまだ体感していない状況ですが

ギターやドラムやベース、サックス、ヴォーカルが加わったら

まったく違う雰囲気になりそうですね~

J-POP好き、J-ROCK好き、ぜひぜひ遊びにきて下さい!


いよいよ来週ですよ^

稽古後の空、雲行き怪しかったけど

実は綺麗な空になっていきました・・・
 

 
  
   稽古後の空

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 

音楽劇「伝えたくて」 

脚本・演出:今村進
音楽監修:
伊勢賢治

生演奏と歌と演劇との競演!
久しぶりの山縣の外部出演となります
素敵な空間になりますので
どうぞ、お気軽に~

日時:5月21(月)、22(火)、19:30~

場所:新中野LiveCafe弁天
チケット前売り/3000円、当日/3300円
※ドリンク代別途500円ご用意お願いします

チケットお求めの方は、
事象A
までご連絡下さい

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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仙台
2011-10-23 Sun 11:22
本番まで1ヶ月を切った、ね。
 
時間がないので、迷っていられない、即決だ
 
ってことで、急ぎで仙台まで行ってきました。
 
生まれて初めての仙台だった。
 
綺麗な街だね。
 
道も広くて、街も綺麗で、なんかもろもろ新しい感じがした。
 
青葉神社の人の話では、都心は耐震性があるつくりになっているそう。
 
鳥居は崩れて倒れていました。
 
あの重い鳥居が根本から崩れて倒れたまま、置かれていて驚く。
 
雨が降って滑りやすい石階段を上って
 
しっかりと、ひっそりと、公演成功祈願をしてきました。

 
日本三景の松島の島々も通りすがら目にしてきました。

ザーザー降りの雨の中、視界に広がる松の木の生えた島々
 
ちょっとだけ、えのきに色を塗ったようなそんな風にも感じられて
 
可愛らしくも思えました。
 
 
 

 
石巻市のみなとの方へも行って来ました。
 
震災後、半年が経っても、そこにあったものは・・・
 
 
街はしっかりと動いていて、人も動いていて、立ち止まったのは俺だけ
 
そんなふうに、今やそこには日常が流れていました。
 
現地の人やいろんな人の力でしっかりと動いています。
 
 
ぼんやり立っているの俺が、申し訳ないくらいにも感じられてしまった。
 
存在することが申し訳ないなんて事は誰にもないけど
 
 
 
何しに行ったの??ってところですが
 
 
作品を語るにあたって、その地を踏んでおきたいという気持ちがあったからです。
 
ちょっとした感触や空気は想像とは違っていました。
 
想像力は、何もないところからできないので、いろいろ見たり聞いたり読んだりして想像するけど
 
体感からの想像が一番、自分に嘘なく気持ちいい
 
 
作品と大いに関係あるの?と聞かれれば
 
どうなのかなぁ。
 
それは、分からないけども
 
脚本家は、人が気が付かないくらいに暗に意図したものがあるのかも知れません。
 
 
東京からの距離もすごい感じた。
 
こんなに離れていたんだ、と。
 
新幹線だと速いんだろうけど・・・
 
 
日帰りで帰宅して、東京の街の明かりがやはり綺麗とも感じて
 
ほっとしたけど、夢を見ていた感覚があって
 
今は東京がホームなんだと気が付いてしまった。
 
それと同じように、どこかの街ではその街をホームとしてみんな生きていて
 
東京に遊びに来れば、ホームに戻ってほっとするんだろうね。
 
 
やはり、牛タン美味かったよぉ。
 
これを食べに行ったのです。
 
  
牛タン
 
写真は、ほとんど撮ってないですけど、牛タンは忘れずにおさめました!
 
仙台の牛タン発祥の地という「太助」で牛タン定食1.5倍を頂きました。

余裕があったらね、ちょっと2泊くらいしてゆっくりと観光して帰りたかったなぁ
 
いやいや贅沢は禁物、歩いただけで大いに得るものがありました。

 
やっと、一歩。


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吸うたろか
2011-07-12 Tue 01:55

暑い暑い
 
またまた演技講師に行ってきました。
 
かなりの少人数に驚くも、みっちりやってきました。
 
 
その勢い余って、、ではないけども
 
自身の俳優トレーニングをこちらもみっちりのその足でザクザクやってきた。
 
夢中になるあまり、公園での俺の声は本当にやばいくらい響く
 
子供のいない夜中でよかったよ・・・
 
でもね、だいぶ蚊が出てきてて
 
寝転がったりしてると
 
俺の太ももに7箇所くらい血~吸われてるんだよね
 
俺の血、ドロドロだと思うんだけどなぁ
 
意外に人気あるんだよなぁ
 
あと足首の血も人気だね
 
この辺、血管が太いから蚊にとっては質より量みたいな
 
松屋の特盛牛丼、そんな意味で俺の足首を捉えている可能性は大だな
 
 
ほうほう、随分と安く見られたもんだぜ
 
 
この禁煙ブームの中
 
ニコチンを含んだ血液は貴重だぜ
 
だから、勝手にフリーチャージしないで欲しいなぁ
 
 
絶対、若い女の子の生足の方が美味そうなんだけどなぁ~
 
俺が蚊だったらリスクを承知でそっちに向かっていきたいんだけど 

潰されても構わない
 
そんな34歳、独身。
  
 
そんなわけで、汗をねぇ大量にかいているわけなんだけど
 
 
汗かいたあとはやっぱ、夏だし
 
三ツ矢サイダーだね!!
 
ビールより全然うまいって!!
 
やっぱ、仮面サイダーとかさぁ、中途半端な歴史しかないサイダーよりもさぁ
 
俄然、三ツ矢、なわけだよ
 
毛利元就が言ったように、1本では折れてしまう矢も3本重ねると折れないんだよ
 
だからなんだ!!
 
三ツ矢がうまい!
 
という具合なんだよね。
 
  
そして、もうひとつ、やはりこれだね。
 
     男豆腐、山縣 

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俺は観た!
2011-06-29 Wed 01:19

暑い、熱いよ。
 
22時頃から自己トレーニングに出かけて
 
夜なら少しは涼しいかと思いきや、蒸し暑いっていう。
 
すげぇ汗が放出されて、ああすっきりりんご。
 
帰ってシャワー浴びて
 
風呂から出ると、ああすっきり
 
じゃないっちゅうねん!
 
俺の身体はフレッシュになったかと思いきや
 
風呂から出たらもはや汗で全身がコーティングされてる状態
 
おいおい風呂入った意味ねぇ~じゃん!
 
って、ツッコミ入れながら扇風機を全開
 
 
まぁ、そりゃええとして
 
そのトレーニング中に、観てはいけない瞬間を観てしまった。
 
あれは、あの公園にあるベンチ
 
そこに座っていた男女が暑い、いや熱いチューを交わしていたのだ!!
 
わぁお!!
 
夏だなぁ~~~って思うわな。
 
その横を通り過ぎる俺は、暗い公園の中、
 
その二人と距離が縮まるほど
 
熱い、いや暑い濃厚なチューははっきりと視界に捉え
 
目を閉じる二人をはっきりと観た!!
 
ああ・・・

 
ああ・・・・
 
この二人 

白髪の老婆と、、、同じ歳くらいの爺さん!?
 
 
おいおいおい、、、こんな夜中におじいちゃんとおばあちゃんが
 
公園のベンチで農耕な、失礼、濃厚なチューをしていただと!?
 
 
フレンチキス程度ならまだしも、モンすごい吸い付いてる感じなのよ!
 
 
うん、まぁ、素敵だよ
 
いい、いいと思うよ。
 
 
そして、20分後くらいに俺は折り返してまた、そのベンチの前を通りかかる時に
 
爺さんは立ち上がり自転車にまたがった
 
そして、スタコラサッサーっと自転車でばあちゃんを置いて行ってしまった
 
かと思いきや!!
 
おばあちゃんは、爺さんと反対方向へスタスタと急ぎ足で歩いて行くではないか!!
 
二人は濃厚なチューをした後、まったく別方向へ急ぎ足で帰っていく

 
 
こ、こ、この感じは、、、もしや???
 
 
 
ふ、不倫!!
 
 
お、大人の事情の空気が凄く、凄~~く漂っていた
 
 
いや、別々の方向に去ったからと言って、そうとは限らんよな。
 
爺さんがコンビニ寄って帰るから、ばあちゃんは先に帰ってなさい、というシチュエーション
 
着地点がきっとご自宅という可能性はあるし
 
自宅じゃ、孫や嫁などがうるさいから、お忍びで公園のベンチで夜な夜な愛し合う2人
 
息子夫婦と同居しながらもなんだか居づらい雰囲気の老夫婦、、の可能性もある
 
あるいは!
 
爺さんの唇があまりに乾きすぎて、ばあちゃんの唇についたグロスを欲しがった爺さんが
 
思わず口づけした可能性も、ああ!違う!
 
人工呼吸をしていたのだ!!
 
 
そうか、人口呼吸か!
 
 
ふう。
 
納得、納得。
 
 
そんな人生の隙間を覗いた数時間前でした。
 
 
 

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