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桜と芸術の 『美』
2015-04-05 Sun 01:38


桜、今年も堪能している

毎年、ありがとう

桜だけじゃないけどね、ありがとう


   
柔らかい桜 山縣有斗 


白いのやら

薄いピンクやら

濃いピンクやら



今年は近所の桜と

隅田川にも顔を出してきました


    
スカイツリーと桜 山縣有斗 


いやぁ、深呼吸が気持ちいいね


桜を堪能し

誰が写真撮ったって美しいじゃないか!

と思っていたけど

割とうまく撮れないもんだね


    
月夜の桜 山縣有斗 


目に映る、その感覚が一番美しい


これ、間違いない

     
揺れる夜桜 山縣有斗 



写真家や画家は、その目に映る感覚を

ごっそり作品に詰め込む


『美』

だねぇ


日本に居てよかったなぁ~なんて

妙な気持ちになる




ワシントン・ナショナル・ギャラリー展へ

三菱一号館美術館へ

     
三菱一号館美術館 山縣有斗 






この建物自体、大好きだし

何度も足を運んでるが

      
三菱一号館美術館 いい 





印象派と言われた画家たちの目に映った『美』は

筆感に預けていて

時に、同じ視点から見てるような

そんな感覚に陥る絵もあり

そこに在った、居た、感じた、その当時が確かに存在している


ブーダンの作品

ああ、この人がブーダンか、ってやっと認識するに至りました

ブルジョワな生活がそこにあったのを感じる

彼の目線を通して、当時を思う

かと思えば、ロートレックの作品が、生きるのが精一杯な過酷な

そんな人間描写を感じて

別の角度の当時を思う

ゴーギャンの自画像なんて、人に贈ったものだが

青い目に宿る、自意識

それを受け取ってしまう

「我々はどこへ行くのか・・・」あの大作に行き着く前の姿

    ゴーギャン 再会 2015年 山縣有斗

ルノワールの描いた女性の美しさ

彼が観たように、俺もまたうっとりとしてしまう


輪郭線を限りなく消して描く技法は

印象というよりも

幻想だ


この女性が生きていたんだよなぁ~って感慨深くもなる



美しいもんをいっぱい観た

なんと、癒されることだろう

芸術の肥やしになるね



こんな時間がどれもかけがえのない時間

素敵なワクワク感

素敵なドキドキ感


     
三菱一号館美術館 見下ろす 


個展と舞台とこの3ヶ月、駆け抜けて

改めて

自然と芸術『美』の力を知る



いい湯だぁなぁ、あははん、くらい気持ちいい

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Mr. THE BLUE HEARTS まいっちんぐだぜ
2015-02-23 Mon 00:42

Mr. THE BLUE HEARTS 様

今もまぶしいわ

     
Mr. THE BLUE HEARTS  






30周年記念で3枚組のアルバムがレンタルにあって
ついつい手に取ってしまった
が最後
借りてしまった

全部、持っている曲だが
特典でTRIBUTE ALBIMがあり
たまらなく聴きたくなった

なんと、八代亜紀さんが『悲しいうわさ』をカバーしてる
もはやブルーハーツじゃない
八代亜紀さんのこぶしの入った演歌になっている
凄い

アン・リーさんがカバーした『手紙』は
まるで洋楽をカバーしかのような
ブルーハーツのピュアな部分が露呈されているような
透明感が溢れて出していて
感動


そして、原曲も確認していく
気がつけば1時間
THE BLUE HEARTSの熱いお湯に浸かっていた・・・


すべての手を止めて



歌詞カードとにらめっこして
思い出と
今とが
あや取りのように交差して、絡み合っていく感覚に陥って

俺、1時間
部屋で、何か歌いっぱなし
そして、色褪せない曲とメロディにやられっぱなし



昨年、一昨年、朗読演劇『Persona Train』の舞台直前には

必ず、劇場でTHE BLUE HEARTSの曲を音響にかけてもらい

俺は紛れもなく14才に戻り

心を躍らせていた


まわりに家もなく
空と木々しかない場所で
静まりかえった田舎の俺の部屋で
想像できる範囲内で
THE BLUE HEARTSの曲の歌詞と向き合ったあの頃

あの頃以上に
歌詞の意味は襲い掛かってくるのです


38歳の今も
心は奪われたまま・・・


何度も何度も聴いてるのにね


ってかね
ファーストシングルなんて、自主制作って書いてあるんだぜ
名曲の『チェリノブイリ』も自主制作のシングルだぜ
すげぇなぁ

どぶねずみ には写真には写らない美しさがあるって

モノゴトの本質を見る
見かけで判断しないってことに

何度も立ち返らせてくれるじゃないか



ああ 震えるぜ




◆終わらない歌 (歌詞:一部抜粋)

世の中に冷たくされて ひとりぼっちで泣いた夜
もうダメだと思うことは 今まで何ででもあった

真実(ほんと)の瞬間はいつも 死ぬほど怖いものだから
逃げ出したいことは 今まで何度でもあった


◆NONONO (歌詞:一部抜粋)

どこかの爆弾より
目の前のあたなの方が

ふるえるほど 大事件さ
僕にとっては

原子爆弾 打ち込まれても
これにはかなわない

NONONO・・・
笑い飛ばせばいいさ


戦闘機が 買えるくらいの
はした金ならいらない


◆青空 (歌詞:一部抜粋)

生まれたところや 皮膚や 目の色で
いったい この僕の何が分かるというのだろう

運転手さん そのバスに ぼくも乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい

こんなはずじゃなかっただろ
歴史が僕を問い詰める
まぶしいほど 青い空の真下で
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『E.Miserables~え・ミゼラブル~』 ご来場ありがとうございました
2015-02-12 Thu 11:28


Facebookでは、絵について色々報告していますが
ブログでも再度記載します

 

山縣有斗個展Vol.4 『E.Miserables~え・ミゼラブル~』

無事に祝福を受け、終了致しました
ご来場の皆様
応援して下さった皆様
原画やポストカードをご購入の皆様
手伝ってくれた皆様

ありがとうございました

2日間で
60名様近く、ご来場いただきました。

ポストカードは昨年の個展での9種類に加え
先着限定の1枚(未販売)と新たに11枚を加え
合計20種類販売をしました

   
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 ポストカード 




多くの方にご購入頂けました
舞台とは違い
その後も、どこかで生き続けてくれる作品である事が感じられます



 
昨年11月思い立って
2月に照準を絞り
じわじわと準備をしてきました

絵本『めぐりのおと』も2015Ver.として
見開きで読めるように
絵と文章とを分け改編し
新ページを2枚追加し
文章も修正し
サンプル(未販売)としてご用意致しました

そして、忘れかけていた2011年に創作した絵本
『サンタクロース~三択豚~』
もご覧頂けるようご用意して


いろいろな方が、新鮮に、且つじっくりと
読んで頂けたのが印象に残ります
狭いギャラリーではありましたが

    
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 風景

お客様の在廊時間が意外と1時間越えすることも多く
絵本を読み込み
そして、絵の原画も観て
説明文も解釈して頂きながら

時に、珈琲を飲みながら

絵との時間を過ごして下さったことに感謝です

    『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 4

舞台だと、お子様連れで来れない場合も多く
しばらく、会えていなかった
友人たちにもたくさん再会できる機会になりました

      
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 3 




なんという素敵なことか!

また新しい出会いもあったり
山縣の絵という側面を始めて観て頂けたり
絵にさらに興味を持って頂けたり

    
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 1

2011年から、ピエールを知ってくれてる方は
ピエールの成長を喜び

原画を初めて目の当たりにする方は
細かいところまで観て
笑って、楽しそうな声が聴こえてくるたびに

こちらも、心が躍ってしまうし

じっくりと絵を対峙しているところを観ると

こちらも、息を潜めてしまうし

     
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 2 





新しい刺激に溢れていた
画像よりも原画
それこそが、LIVEですよね

本当にそう思いました

    
『E.Miserables~え・ミゼラブル~』山縣有斗 7 





そろそろ、3月の舞台も稽古が
詰まってきていますので
またちょっと絵が描けないかもですが

描いた際は
その時々の心情を帯びながら
提示させて頂きますので


これからも、よろしくお願いします




2015年2月12日

Arito



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38歳になり 30年ぶりに再会した 女 !
2014-12-20 Sat 13:13


38歳 なっちゃった

何も誤魔化していないので、本当に38歳

お祝いの言葉

いろいろと頂きました

ありがとうございました~。

嬉しい、「言葉」ですね。




ある人から見れば、俺はもっと年上にみえ

ある人から見れば、俺はもうちょっと年下にみえる




この、人が受ける印象は

勝手な印象であるけど


多くの人がそうかも知れないけど


実年齢とその年齢に抱いていたイメージとは遠い。

だいぶ目が、というかマブタがたれて・・・

どんどん目が消えていきそうです




10年前

      
28歳 山縣有斗

38歳



      
38歳 山縣有斗 







俺はどこへ向かうのか。。。



そして、俺の38歳の誕生日には

30年ぶりに、ある女と再会しました。

彼女です



    
羊飼いの娘 ミレー展 

   『羊飼いの娘』です





今年はミレー生誕200年記念 三菱一号館美術館にて

ボストン美術館 ミレー展

を観てきました。

        
ミレー展


再会した彼女は変わっていなかった。



俺がまだ8歳の頃

母に連れられ、兄貴たちと一緒に

山口県立美術館に『ミレー展』を観にいきました。

その時、ミレーなど名前を知らなかったけど

その絵の色の美しさと柔らかさに、圧倒されてたハナタレ小僧こそ

在りし日に俺なのです。

たくさんの作品の中でも、この少女はとても覚えていて

少女に見えなくて、何で、こいつ少年じゃねぇの?って

でも、どこを見てるか分からないけど

鳥を解剖してるようにも見えたり

羊飼いって仕事がある事すら分からず

でも、風景は俺の地元とは全然違うけど

世界の広さを感じて

世界には、こうやって羊飼いしてる少女がいたんだ。。。って

感動したのを覚えている

もちろん、この絵の下にもともと違う絵が描かれていて

それを塗りつぶして描いたっていう

『お金がない』という画家の状態など、驚いた。

その時購入した、『ミレー展の図録』で何度も

学校をずる休みしたり風邪で休んだときに読みまくり

8歳の少年は、この図録の絵で何度も感動しているのです。

今も東京に持ってきているくらいで


『種を蒔く人』ともまた再会した感じがある


30年ぶり・・・


『羊飼いの娘』は再会して

ひとり・・・涙が沸いてきた


分からん

何の涙かは


でも、嬉しかった

あの時は、もっと下から見上げたんだなって自分の事情もあるし

こんなに大きかったっけなっていう圧倒もあるし


分からん

何の涙かは



でも、ホンノモを観ることは

自分の胸のざわめきを体感できる時間なのですね



これだけは確信しています。


LIVEという事には、展示もそうですが舞台もそうです

映像の中でLIVEで生きることもそうです

書くという抽出するLIVEもそうです




とりあえず

幼少の頃、というか小学生の頃

褒めらた事が、

俺が熱中して好きなことやって褒められたことでもあるし

きっかけもらってやってみて褒められ手ごたえを感じたこと

それが、今でも続いています


文章を書くこと
絵を描くこと
映画や演技に圧倒され、学校の劇や出し物で演技と演出したこと


酷い話

昭和天皇のモノマネとか、よく事情も分かりもしないのに

やって、なぜか爆笑取れた、小学校時代

もはや

そんなチープなクオリティは通用しない世界に生きていますが


好きで褒められたことが、、、

今でも続いています。





別にいろいろ褒められまくったわけじゃないく

基本的にはうちの親はほとんど褒めないけどね

だから褒められた事って大きかったのかな


されど色んなきっかけをくれていたことに

感謝します






38歳 燃焼しきれていない残エネルギーを放出します

またよろしくお願いします



2014年12月19日
山縣有斗

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たまごの工房 という名のギャラリーにて。
2014-11-22 Sat 00:24


先日、ギャラリーを観に
高円寺の「Gallery たまごの工房」へ行ってきました

  
たまごの工房だ 


そこは、相馬大吾さんの絵画展を開催中でしたが
ギャラリーと絵と、ともども拝見!

こじんまりとした空間ですが
ちょっとした穴倉
ちょっとした穴場
秘密めいた感じと
アーティストがうごめく空間というか

かなり気に入りました
素敵な場所があったもんだ。

そして、相馬大吾さんの作品は
油絵がずらーっとあって

絵の勉強を学校でされたわけではなく
自身で独学で、油絵の世界へきたそうです!
凄いね

絵を観ても、はっとしましたが

フランシス・ベーコンが描いた
ベラスケスの教皇をモチーフした作品を
さらに、相馬さんは自身の絵に発展させて
今回展示をされていました

    
相馬大吾 絵画展1 

面白い、というのは、非常に興味深いとい意味で面白い

ベーコン好きには、ふむふむと興味深い!

   
相馬大吾 絵画展2

初対面なのに、ぐいぐい話して
創作過程の話もきいてみたり
創作時間も聞いてみたり

またまた、他の作品も見てみたいと思いました

    相馬大吾 絵画展3 


色んなアーティストが、絵描きでもいて
考えて、奮闘して、そして
ひとつの作品へと抽出して
展開されている

やっぱり、いいなぁ、

「好きなものを好きって言いながらやれること」

と思います。


相馬大吾 絵画展
「Portrait,and Flowers」
11/19~11/23まで!


そして、本人と写真取るのを忘れていた!

来年、どこかで使用したいなぁ~~って思っています
山縣の次の展開へ向けて・・・

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